■普段の生活は?
朝6時に起きて食事をとり、トレーニングに出かけます。いろんなところを走って午後4時か5時くらいには帰ってきて、食事。その後、えみこさん(奥様)に体のメンテナンスをしてもらって夜は9時に就寝。健康生活そのものです!
■休日はありますか?
基本的に2日練習して1日休んでいますが、天候次第で予定が決まるので「休日!」と思ってもなかなか・・・。でも、ディズニービデオはよく観ていますね。最近は「トレジャープラネット」がお気に入りです。
今はとにかく「目標のために」それに向かってなにかプラスになることをやっていこうと時間を使っています。
■子供の頃の夢を教えてください。
機械をいじったりするのが好きだったので、何かものをつくる職人のような仕事をしたいと思っていました。
■競技としてMTBをはじめたきっかけは?
「バリバリ伝説」っていうオートバイの漫画があって、小学生高学年から中学生になった頃に「かっこいいなー」と思って夢中で読みました。高校生になったらバイクの免許を取ってレースに出るぞ!と密かに思っていた程です。しかし、高校生になったら校則でバイクの免許を取る事が禁止されていたので、バイクの代わりに何か速く走る事ができる乗り物はないかと・・・。マウンテンバイクに辿り着きました。その頃からマウンテンバイクのレースに出始めましたが、当時はまだマウンテンバイクは認知されていなくて、先生には自転車なのに「バイク」って思われていたようです。そして「停学だ」と言われたので実際にマウンテンバイクを学校に持ち込んで「これがバイクですか?これに乗ったら停学ですか?」と抗議しました。そのおかげで生徒指導の先生公認のマウンテンバイクレーサーの誕生となりました。
レースというより自分の頭の中では「ミニ・バリバリ伝説」ですよ。(笑)
子どもの頃は肥満体で、体育の成績はいつも1か2でした。かけっこは遅くとも自転車に乗ったら体育が得意な友達よりも速く走ることができて運動も好きになりましたね。自転車に乗っていたら痩せましたよ。しかも、当時から登りが得意だったので練習をしていたらますますマウンテンバイクが面白くなって!
初めて出た大会では大人に混ざって2番になりました。「これはいける!」とうぬぼれました。でも、レースに出るにも移動にも機材のグレードアップにもお金がかかる。だから中学生から高校を卒業するまでの間、朝・夕方と新聞配達をして小遣いを貯めました。練習はその前後にやっていましたね。
今も散髪屋さんなどで「バリバリ伝説」を読むとあの頃のことを思い出します。今でも根本は「バリバリ伝説」。(笑)かっこいいイメージっていうのはやっぱり「バリバリ伝説」。(笑)
■MTBの難しいところ、楽しいところ
自転車って部品の交換で走りがよくなったり、逆に故障でレースからリタイアしないといけなくなったり。ある程度整備ができないと、自転車の調子の良し悪しがわからない。自分だけでトレーニングをしているわけではないですし、いつも自転車と一緒ですから大事にすればするほど家族になっていきますね。自分の自転車が一番!と。これも一種の「親ばか」なのかもしれません。(笑)全ての呼吸を合わせて走り出して誰よりも速くゴールを目指す!「神馬一体」的なところが難しいし、楽しいところでもあると思います。
■好きなコースってどんなコースですか?
激しい登りと下りのあるコース。
■どんな応援がうれしいですか?
私のニックネームがアルファベットの「G(ジー)」なのでGコール!ですね。「G!G!G!G!」って言ってもらえれば楽しく走れますから。アタックを懸けるその瞬間を見極めるためにジッとライバルたちの動きを見ている時や、独走しているときも追い風になりますね。外国では観客から勝手にニックネームをつけられてそれで応援をしてもらっていますが、日本ではなかなか知らない人をニックネームで呼ぶ事は恥ずかしいかもしれませんね。しかし!5月30日にオレンジ色の自転車に乗った選手が走ってきたら思いっきり「G!」とご声援をよろしくお願いします!
■最近うれしかったことは?
一番嬉しかった事はワコールCW-Xで世界に一枚しかない「タカノリジャージ」を作っていただいたこと、と、ポルシェのカイエンというカッコイイ車が私のサポーターとなったことです。私はマウンテンバイクで走ることしか出来ませんが、それぞれの分野のスタッフが私のために全力で尽くしてくれています。本当にありがたい事だと、自分のおかれている立場や状況に感謝しています。レース会場でスタッフやファンの方に会える事も嬉しいことで力になっています。日々、嬉しいことの連続です!
■今後の目標、大会への意気込み
今大会で誰からも納得をしてもらえる走りでアテネオリンピックにつなげたいと思っています。優勝をするために八幡浜へは向かいます。オリンピックでは日本中があっと驚く展開をしてアジア代表、日本代表として結果を残したい、です。
今後の目標ですが、私はまだまだ自分自身が挑戦したい思いが強いですし、試したいトレーニング方法もあります。かっこ良く「後輩の育成」とはまだ言えません。今の気持ちとしては年を重ねても上を目指して走っていきたいですね。 |